人類は昔から草や木、土など、自然のものを使って「染め」をしてきました。
それは実用的でもあり、芸術的でもあり、そして虫よけや浄血などの薬効も利用されていました。
わたし達が自然からいただいている恵み、昔のひとの知恵、今、わたし達がここで暮らしている源のひとつひとつに感謝し、
また、土で染める「なんでこんな色に?」「どうやったらこんな模様に?」などの不思議がいっぱいの楽しい授業になりました。
まずは講師のあゆみん先生よりレクチャーです。
同じ土なのにどうして違う色をしているのか??
陰と陽。マイナスとプラス。酸とアルカリ・・・・う~ん、まさに染め物は科学ですね。
少し難しい話もありましたが、高学年の子たちは質問をしたりして真剣に聞いていました。1年生は少し飽きて「早くやりたい~!」と言ってました^-^;
レクチャーの後は、まず、模様作りです。
この子は豆を中に入れた絞りの模様にしました。
以前染めたものを持ってきてくれた子は「これはこう折って、こう折って、こうでこうで、ここを染めたら、開いてこうなった!」と説明してくれました。
「じゃあ、これはどうやって折ったらこうなるのかなぁ・・・??ムムム」
アレコレ折っては開き、折っては開き、試行錯誤。
これはもう数学?幾何学の世界ですね(笑)
豆、紐、割りばし、輪ゴム。思い思いの模様(想像で)をつけ終ったら、色を選んで、いよいよ染色です!
モミモミ~。
やっぱりテントの下&テーブルの上よりもお日様の下&草の上が気持ち良かったのか、気づけばみんな移動してモミモミ~していました。
30分くらいの予定でしたが、みんな1時間近く揉みこんでいました。
あれ?自分のは放置して人のをもみもみしている子もいますね(笑)
そして出来上がりは・・・。
開いてみて、初めて模様全体が見られますね!
予想どうりだった子
こうなったのかぁ!と発見した子。
みんないろいろですが、みんな満足だったようです。
良かった。良かった^-^。
土がこんなに美しいとは!
自然の不思議とそれが作る美しさは、楽しい経験と合わさる事によって、こども達の心にきっと残ってくれるでしょう。
今回は1~6年までの合同授業でしたので、お昼までで終了でしたが、みんな給食まで残ってくれました。
献立はレンコンとたかきびのカレー、カブとハヤトウリの糠漬け、蒸したさつまいも、おまけで酒粕酵母のフランスパン、でした。
自然が与えてくれる命、それを育ててくれた人、運んでくれた人、料理を作ってくれた人、、、、すべてに感謝して
「いただきます!」
おまけ。
給食の後、子供たちはみんなで鬼ごっこや「ダルマサンガコロンダ」をして遊んでいました。1年生~6年生まで(3才児も)、年齢が離れていても全然関係ないんですね。いつのまにかとっても仲良し!とーっても楽しそうでしたよ!
その間、母達の井戸端会議も続きます(笑)
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